ボルボ V40 クロスカントリー、いいなと思う。
でも中古の輸入車って、実際どうなんだろう——。
そう思って調べ始めると、たぶん同じところで揺れます。
見た目には惹かれている。
けれど、輸入車は維持費が不安だし、ディーゼルは壊れやすいとも聞く。
この値段が高いのか安いのかも分からない。
結局、無難に国産にしておくべきなのかも——と。
自分も、まったく同じ場所で迷いました。
国産SUVから輸入車まで、いくつも比べて、最後に残ったのがこの車です。
この記事は、何を確かめて、どこで迷って、
なぜ V40CC のルミナスサンドに決めたのか、その全部を残した記録です。
惹かれた気持ちを、どうやって「これでいい」に変えていったか。
ひとつだけ、先に正直に言っておきます。
これを書いている今は、まだ納車前です。
だから「乗ってよかった」は、まだ書けません。
でも「どう選んだか」なら、いま一番リアルに書ける。
乗った後の答え合わせは、数ヶ月後に、このページの下へ追記します。
この記事の結論(先に)
国産SUVから輸入車まで、いくつも比べて、最後に選んだのは
Volvo V40 Cross Country D4
色はルミナスサンドメタリックでした。
いちばん安い選択でも、いちばん無難な選択でもありません。
それでも、3つ確かめて、納得して決めました。
この記事で分かること
- 国産SUVや他の輸入車と比べて、なぜ V40CC を選んだか(国産SUVから輸入車まで比較)
- ディーゼル(D4)かガソリン(T3)か、狭さや装備をどう判断したか
- 中古で「安い理由」をどう見て、この値段に納得したか
これは「決めた記録」です。
乗った後の答え合わせは、このページの下に追記します。
選ぶとき、自分が確かめる3つ
自分が何かを選ぶときは、いつもこの3つを順番に確かめています。
車でも、家具でも、家電でも、だいたい同じです。
- ①見た目 —— パッと見て「いいな」と思えるか
- ②中身 —— 自分の使い方に、ちょうど足りているか(足りないのはもちろん、多すぎて持て余すのも困る)
- ③相場と照らして —— 値段は妥当か。高すぎないか、でも安さや無難さだけで選んで後悔しないか
見た目・中身・相場。3つが重なるほど、納得できて、後悔が少ない。
順番は、確かめるのが楽なものから。
見た目はパッと見れば分かるし、中身は少し調べれば分かる。
値段が妥当かどうかは、口コミや他の選択肢と見比べる手間がかかるぶん、最後に回します。
ただ、いちばん効いてくるのは最後の③です。
ここで「この値段なら納得して払える」と思えるかどうかが、決め手になります。
そして、3つ全部に納得できるもの。
それが、後悔の少ない選択になります。
どれか1つでも引っかかっているうちは、まだ決めません。
今回の車も、この順番で見ていきました。
見た目 —— 惹かれるか
かっこいいか、色と内装は好きか
最初に動いたのは、見た目でした。
車の見た目は、「どの車種にするか」と「何色にするか」の2つで決まる気がします。
今回は、まず車種から。
ここが、けっこうな回り道でした。
SUVのつもりが、輸入車のワゴンに
今がアウトランダーなので、最初はざっくり「次もSUVでいいのないかな」くらいの感覚で探し始めました。
予算は100万〜150万円。
まずは国産SUVから見ていきました。
CX-5、フォレスター、アウトバック、エクストレイル、C-HR。
どれも安心できる車です。
でも見ているうちに気づいたのは、今のアウトランダーと比べて、あまり変わり映えしないこと。
安心だけど、「これに乗りたい」とまでは惹かれませんでした。
そうなると、やっぱり輸入車への憧れがあるな、と。
そこでSUVのこだわりを一度外して、ハッチバックやステーションワゴンまで広げてみました。
ボルボ・ミニ・フォルクスワーゲン・アウディ……と選択肢が一気に増えて、その中で出てきたのが V40 クロスカントリー です。
| 検討した主な車種 | 見た目の印象 |
|---|---|
| アウトランダー(今の車・継続) | 慣れていて安心。でも、新鮮さがない |
| CX-5 / フォレスター など国産SUV | 安心できる。でも今と変わり映えしない |
| ボルボ V60 | 上質。ただ、自分には少し大きい |
| ボルボ V40(通常モデル) | サイズはちょうどいい。でも車高が低め |
| V40 クロスカントリー | 少し背が高く、アウトドアっぽい。これが好み |
SUVほど大きくはないのに、車高が少し高くて、ちょっとアウトドアっぽい。
見た目で言えば、これがいちばん好みでした。
色は、ルミナスサンドにした
車種が V40CC に決まったあと、最後に来たのが色です。
色の候補は、白・シルバー・ブルー・黒、そしてルミナスサンドメタリック。
| 検討した色 | 印象 |
|---|---|
| 白 | 清潔感があって無難。探しやすいし、手放すときも安心。でも、惹かれ切らない |
| シルバー | 落ち着いている。けれど、仕事車の顔が少し強い |
| ブルー | 爽やかで個性もある。ただ、毎日乗ると少し主張が強いかも |
| 黒 | 引き締まって見える。でも、V40CCの柔らかい雰囲気は薄れる |
| ルミナスサンド | 北欧の家具みたいな色。派手じゃないのに、ちゃんと個性がある |
ルミナスサンドを見たとき、理屈の前に「これ好きだな」と思いました。
ベージュとシャンパンの中間みたいな色で、派手じゃないのに、地味でもない。
外から見たかっこよさだけじゃなく、本革の内装と合わせたときの落ち着いた感じも含めて、毎日乗っても飽きずに、長く好きでいられそうな色でした。
国産から輸入車へ、SUVからワゴンへ、車種からV40CCへ、そして色へ。
惹かれる方向に素直についていったら、ここに着いた感じです。
見るたびに、たぶん気分が上がる。
地味に見える日もあるかもしれないけれど、それも含めて飽きないと思う。
中身 —— 過不足ないか
中古の年式・走行距離、D4かT3か
惹かれただけでは決められません。
次に、使い方に対して過不足がないかを見ました。
足りないのも困るけれど、多すぎても持て余すからです。
サイズと広さ ── ちょうどいいか、狭くないか
仕事で車に乗る時間が長く、高速も長距離も多めです。
週に100〜200kmは走ります。
V60やレガシィアウトバックは積めるし安定するけれど、自分の使う道や駐車場には少し大きい。
逆に通常のV40は車高が低くて、いろんな場所へ行くには物足りない。
クロスカントリーの、SUVほど大きくはないけれど少し高い車高が、ちょうどよく感じました。
正直に言えば、V40CCは「狭い」と言われることもある車です。
後部座席や荷室は、大型SUVほど広くない。
ただ自分の場合、後ろに大人をたくさん乗せることはほぼないし、積む荷物の量も決まっている。
だから「足りない」より「持て余さない」ほうが大事で、ここはちょうどいいラインでした。
逆に、広さを最優先する人なら、ここは欠けた円になり得ると思います。
年式と走行距離 ── どのあたりを狙うか
V40は2019年に新車の販売が終わっているので、買うなら中古が前提になります。
調べていくと、おすすめは2015年7月以降の「後期型」でした。
この頃にディーゼルのD4が加わって、ボルボの安全装備(歩行者にも反応するシティ・セーフティなど)も標準化された、ちょうど熟成した世代だからです。
そのうえで自分の目安は、後期型のなかでも2017年以降、走行距離はできれば5万km台まで。
古すぎず、距離も伸びすぎていない、長く乗れそうなラインに絞りました。
年式と距離は、中古を選ぶときに値段とも直結する、いちばん最初のふるいです。
D4かT3か ── 自分の使い方に合うのは
いちばん迷ったのが、ディーゼルのD4か、ガソリンのT3か。
違いは、だいたいこんな感じでした。
| D4(ディーゼル) | T3(ガソリン) | |
|---|---|---|
| 燃費・トルク | 長距離で有利 | 街乗り中心なら十分 |
| 不安な点 | 整備リスク(DPFなど) | 少なめ |
| 向いてる使い方 | 高速・長距離が多い | 短距離が中心 |
| 自分の場合 | ◎ 仕事で長距離が多い | △ |
短距離中心ならT3のほうが扱いやすい。
でも自分は高速も長距離も多いので、トルクと燃費を考えるとD4。
ディーゼルの整備リスクは残りますが、長く乗るならD4を選ぶ意味があると思えました。
あると効いてくるもの ── 装備と安全性
装備。
今回の個体は上級グレードのSummumで、本革シートと Harman Kardon が付いていました。
必須ではなかったけれど、移動時間が長い仕事だからこそ、車内で過ごす時間の質に効いてきます。
音楽やラジオを聞く時間が長いので、Harman Kardon は地味に大きい。
安全性。
ここは、ボルボを選ぶ理由として自分の中でかなり大きかった部分です。
同じ価格帯の国産や他の輸入車と比べても、安全への作り込みはボルボの一番分かりやすい中身だと思います。
仕事で長距離を走る以上、ここが足りないのは困る。
逆に言えば、ここが厚いことが「この値段を払う意味」のひとつになりました。
ただ安全性は少し変わっていて、答え合わせを一番したくない項目でもあります。
燃費や乗り心地は乗れば分かるけれど、安全装備の本当の価値は、できれば一生試さずに終わるのが理想。
だから「効いてくれるはず、でも確かめずに済みますように」という、ちょっと矛盾した期待を持っています。
足りないものも、要らないものも、あまり見当たらない。
ここは静かに納得できました。
使い方に、過不足なく収まるはず。
D4の整備だけは、乗ってみないと分からない。
相場と照らして —— 浮いていないか、でも無難すぎないか
国産との比較、中古価格と維持費
合理で見ると、答えは国産だった
最後は、いちばん時間をかけて考えたところです。
今の車は2009年式のアウトランダーで、走行は15万km、車検が近い。
このまま継続すると整備費が高くつきそうなので、ここで乗り換えるのは理屈に合っています。
最初は、予算内で探していました。
その範囲なら、国産SUVや、年式が古め・距離が伸びたV40CCも候補になります。
でも、いちばん気になったのは、総額150万円のこの一台でした。
合理だけで見れば、答えはわりとはっきりしていました。
整理すると、こうなります。
| 合理で見ると | 納得で見ると | |
|---|---|---|
| お金 | 予算内に収まる候補もあった | この一台は150万円。差額は自己負担 |
| 維持のしやすさ | 国産のほうが楽で安心 | 輸入車ディーゼルにリスクは残る |
| 気持ち | 無難で、長くは続かない気がする | 毎日、乗りたいと思える |
①で見てきた国産の候補たちは、現実的すぎるくらい現実的でした。
無難な正解は、たしかにそこにある。
でも、無難すぎると、たぶん長く付き合えない。
失敗はしたくないけれど、無難だけで選んだものは、自分の場合あとで続かないんです。
それでも、納得して払えると思えた
ボルボのV40が中古で安いのには理由があります(リセールの落ち方や、輸入車の維持費への不安が、値段に乗っている)。
ここは深掘りすると一記事になるので、別で書くつもりです。
今回大事なのは、その「安さの理由」を分かったうえで、自分にとっては高すぎない金額だと判断できたこと。
口コミや故障の報告も、どんなリスクがあるかはひと通り調べました。
そのうえで、自分の中で「高すぎる」が「これなら納得して払える」に変わっていきました。
予算内に収める選択肢も、たしかにありました。
それでも、差額は自分で負担してでも、年式も距離も目安どおりのこの一台にする。
そう決めて、ようやく踏ん切りがつきました。
合理だけなら、国産だった。
それでも、納得感はこっちにある。
維持費が予想を超えてきたら、この円が後悔の正体になるかもしれない。
3つ、全部に納得できた
①で惹かれて、②で中身にも納得できて、③で無難に逃げずにすんだ。
3つ全部に納得できたのは、今回が初めてでした。
惹かれた気持ちだけで選んだわけじゃない。
かといって、無難に国産で手を打ったわけでもない。
憧れや理想で選んだのに、中身もちゃんと伴っている。
そういう一台になりました。
どれか一つでも欠けていたら、たぶん決めていなかったと思います。
最後に残った具体的な個体は、これでした。
Volvo V40 Cross Country D4 Summum
- 年式
- 2018年式
- 走行距離
- 約5.0万km
- カラー
- ルミナスサンドメタリック
- グレード・装備
- 上級グレード Summum(本革・Harman Kardon)
- 総額
- 約150万円
年式も走行距離も、最初に決めた目安(後期型・5万km台)どおりに収まりました。
見た目で惹かれて飛びついた一台ではなく、条件を決めて、その条件に合うものを選べた。
そこは、自分の中で大きかったです。
納車してからのことも、同じ順番で
車そのものが決まると、次は「これからどう整えていくか」です。
マットや車内の細々したもの、長く乗るための備え。
まだ何を買うかは決めていません。
ただ、選び方は同じです。
見た目で内装の空気に合うか、自分の使い方に過不足ないか、値段が浮いていないか。
この3つで確かめてから決める。
納車して、実際に何かを選んだら、その過程もこのページか別の記事に残していくつもりです。
答え合わせは、後日
ここまでは全部、乗る前の予測です。
当たっているかどうかは、まだ分かりません。
数ヶ月乗ったら、この3つがどうだったかを、この下に追記します。
よかった点だけでなく、外れた予測も正直に書きます。
買う前に知りたいのは、たぶんそっちなので。
正解は、たぶん一つじゃありません。
CX-5でもよかったし、アウトバックでもよかった。
今の車を車検に通す選択も、間違いではなかったと思います。
そのうえで自分は、V40CCのルミナスサンドを選びました。
一番安い車ではなく、これから長く付き合いたい一台を。
もし今、高い買い物で迷っているなら——見た目だけでも、値段だけでもなく、3つを順番に確かめてみる。
それだけで、決めたあとの納得感はずいぶん変わる気がします。
選んだ一台を、長く好きでいられますように。
乗った後の話は、また下に書き足します。

